インタビューInterview

変わるチャンスは誰にでもある、取り組もう、笑おう(中編)

『更年期』には、「プレ更年期」や「ナウ更年期」「アフター更年期」などの更年期のタイミングを表す言い方がありますが、「天然の更年期」と「疑似更年期」という更年期の由来による表現もあります。私たちの協会では、年末に男女計2000人規模の調査を実施しました。その中で、「更年期の症状の改善・緩和・予防のために現在行っている対処法は何か」という質問をしています。男性は適度な運動、病院に行く、お風呂、睡眠の順に高く、女性はゆっくりとお風呂に入る・ゆっくりする時間を作る・適度な運動・睡眠の順でした。

そこで、今回のインタビューは、「乳がん」治療のホルモン治療による疑似更年期の方、天然更年期の方に、医療に加え生活習慣の提案をも行う、「ブレストクリニック築地」院長、乳腺内科医の猿丸修平先生にお話を伺いました。インタビューは前編、中編、後編の3回に分けてご紹介します。

-先生ご自身が体調に関して気をつけられていることはありますか?

-猿丸先生

冷たいものを飲まないっていうのがそうですが、僕自身が50歳少し前に「更年期」を感じて。

(その不調を更年期という言葉で言ったのは今日初めてだけど・・・。)

最初は30歳過ぎぐらいで、皮膚や足が乾燥するようになったあたりから感じ始めたのですが、50前に分かりやすく身体的な症状や、プライベートの問題もある時期で、まさに「更年期」があって。その間で経験したことはいろいろありますが、この3~4年、冷たいものを飲まなくなったら圧倒的に体調がよくなっていますね。もちろん、ちょっとは飲むけど、何も考えずには飲まないですね。

あとすごく体調が良くなったなと思うのは、夜9時以降に食べないこと、そして寝ることに関しては気を付けていて、必ず同じ時間に眠たくなって、必ず同じ時間に目覚ましがなくても目が覚めるようになって。こうしていたら、子供の頃からお腹を壊しがちだったのが3~4年前から全くといっていいぐらい、お腹の調子もいいですね。

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