インタビューInterview

変わるチャンスは誰にでもある、取り組もう、笑おう(後編)

『更年期』には、「プレ更年期」や「ナウ更年期」「アフター更年期」などの更年期のタイミングを表す言い方がありますが、「天然の更年期」と「疑似更年期」という更年期の由来による表現もあります。私たちの協会では、昨年末に男女計2000人規模の調査を実施しました。その中で、「更年期の症状の改善・緩和・予防のために現在行っている対処法は何か」という質問をしています。男性は適度な運動、病院に行く、お風呂、睡眠の順に高く、女性はゆっくりとお風呂に入る・ゆっくりする時間を作る・適度な運動・睡眠の順でした。

そこで、今回のインタビューは、「乳がん」治療のホルモン治療による疑似更年期の方、天然更年期の方に、医療に加え生活習慣の提案をも行う、「ブレストクリニック築地」院長、乳腺内科医の猿丸修平先生にお話を伺いました。インタビューは前編、中編、後編の3回に分けてご紹介します。

-先生も実践され、クリニックでもコロナ前にはワークショップをしていたという「プライマリーウォーキング」について伺いたいのですが。まず、どういう歩き方なのでしょうか?

-猿丸先生

プライマリーウォーキングというのは、その人が1番バランスのいい状態を保つ歩き方のことです。

こうやって、日々患者さんと接すると、やっぱり膝が痛い、腰が痛い、と自分の専門とは違っても、医者なので相談されることが多いのです。でも、整形外科をご紹介はできるけど、根本的には何も助けてあげれることがなかったんですね。

元々、自分自身が10代から肩こりが結構ひどくて、20代では腰痛がありました。20代後半の時に全然仕事とは関係なく、僕の治療をしてくれる整体とか、鍼灸とか医師免許じゃない分野の方との出会いが大きくて、そこで気づきがあったんです。

この記事は会員専用です