インタビューInterview

マチュア世代のキーワードは『丹田』(後編)

『更年期』を過ごす男女マチュア世代、かつては中年とか熟年とか言われた世代ですが、今どきは若々しく成熟し「マチュア」という言葉がふさわしい世代になっています。
私たちの協会では、昨年末に男女計2000人規模の調査を実施しました。その中で、「普段の生活で身心の健康のために気をつけていることは何か」という質問をしています。運動習慣や野菜摂取という回答に次いで、「姿勢・立ち方」「歩き方」「筋力アップ」といった回答が多く見られました。そこで、第2回目のインタビューは、筋膜リリースをはじめ姿勢矯正などによる整体、また乳がんの術後ケア、そしてウォーキング協会の指導員としてもご活躍のスマイル整体院 白藤喜世院長にお話を伺いました。インタビューは前編、後編に分けてご紹介します。

-前編では、「丹田」を意識した歩き方、姿勢を詳しく伺いました。
更年期でホルモンの減少が影響し、いろんな関節が硬くなってしまってという声も多く聞かれます。
-白藤先生
日常生活で、多分、階段が降りにくいとか上りにくいとかありますよね。特に降りにくいだと思いますが、股関節が固くなるんですね。生活の中でちゃんと股関節を意識しながらってというのもあると思うんですが、なかなか難しいので、日々のちょっと簡単なストレッチをやっていくことが重要だと思います。
関節自体が動かさないと固まっていくものなのです。そして、年齢とともにホルモンの影響で関節液が減少するんですね。だから、手がごわごわしたりとか、膝がギクギクしたりとか、股関節もそうなります。全部の関節がそうなる可能があるんですね。だから全関節、まず動かすっていうのがすごく大事です。
それと先ほど話した歩く時に歩幅を広くすることを意識する、これは関節に対して結構いいことがあります。
特に年を取ればとるほど動かさないとダメです。

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